一番多い腰痛の原因の筋肉
ハムストリングス
これは、モモの裏の筋肉(ハムストリングス)のある部分になります。
腰痛は、腰の動きを伴う時に出現することが多いです。
そのため、動く際に股関節が動かないことで腰が動かなくなり、その結果として腰に痛みを起こしてしまうケースが多々あります。
ハムストリングスは、骨盤を後ろに傾ける(後傾させる)筋肉です。
この筋肉が硬いと、うまく骨盤が動かず、間接的に腰の動きを制限し、痛みを引き起こします。
〜ハムストリングスの筋肉の緊張を緩和する方法〜
ハムストリングスは坐骨の下から膝の裏までについている筋肉です。
片方の膝を伸ばした状態で、体を曲げ、ももの裏を伸ばします。
深呼吸しながら、10〜30秒ほど伸ばしてください。
※反動はつけずにジワーと伸ばしてください。
息を止めないように深呼吸してください。
〜腰の痛みが悪化する最大の原因〜
腰痛の方の多くは、痛みのため腰を丸めていることが多く、その姿勢が習慣化し、身体を反れなくなっている方が非常に多いです。
また、丸まっている姿勢が習慣化することで、身体を反らす筋力も衰え、さらに反れなくなり、痛みもどんどん悪化していく。
そんな悪循環にはまっている方が多いです。
そのため、まずは身体が丸まってしまう悪循環を脱するため、身体が反れる可動域(範囲)を獲得することが大切です。
腰の要=腸腰筋
これは、お腹の奥にある筋肉(腸腰筋)です。
これが硬く動かなくなることで、身体を動かした時にこの筋肉が腰を引っ張るので痛みが出てしまいます。
〜身体の反れる範囲を獲得するために(上体反らし運動)〜
手の位置は前の方から始め、徐々に手前に引いてきて身体を起こしてください。お尻や肩の筋肉に力が入らないようにリラックスできる位置で行ってください。上体反らしができたら、その状態を10〜30秒キープします。
※必ず無理のない範囲で行ってください。特に脊柱菅狭窄症の方で、症状が強くなる場合は中止して下さい。
息を止めないよう深呼吸しながら行ってください。
と言っても、酷くなった腰痛を自力で改善するのはなかなか難しいです。
的確な方法や強さ、運動の効果しっかり出すためには、自力ではケアしきれないと思います。
また今回紹介した運動以外にもご自身のお身体に合った運動が必要です。
腰痛は筋肉の拘縮や関節の拘縮からなる疾患です。
この要因を徐々に緩和していくことで腰の症状は緩和され改善します。
ここで紹介した運動はあくまで痛みが比較的楽な方が行える運動方法です。
まずはご自身で運動のできる状態まで持っていくことが大切です。
痛みが強く運動がご自身でできなければ、あなたの腰はますます悪化していきます。
辛い腰痛でお困りの場合は当院へお電話ください。